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超苦戦、酒も飲めない

投稿中の論文が受理されないんです。

こんなことは研究している人にとっては日常茶飯事ですが、
今回のものは「いける!」と自信満々で仕上げた作品なので、
これが拒絶されることは精神的に苦しいです。

科学論文の投稿は、大概、少し背伸びしたレベルのジャーナルに投稿します。
少なくとも私や私の周囲の人は。
そこで拒絶されますと、少しずつレベルを落として次のジャーナルに投稿します。
審査まで進むと、審査員からもコメントがもらえますので、
その論文の問題点がわかり、さらに修正しますので内容も整えられて来ます。
大体、3回目の投稿先では受理されるのが私のこれまでのパターンです。
(もちろん、一発で受理されたこともありますよ!)

ところが今回のものは4誌目も撃沈 (┘-└、)
「おはようんこ!」と毎朝元気に呟いているものの、
講演では明るく楽しくウンコな話をしているものの、
机に戻って一人になると、でかい溜息をつきたくなる心境であります。
今では、執筆中は軽視していた致命的な弱点も指摘されまくり、
その論文に対し、完全に自信がなくなっております。

話は変わりますが、2回目のジャーナルの審査中(受理を確信していた頃)、
秋田出身の後輩が、美味しい日本酒を帰郷時に入手して持って来てくれました。
前から頼んでいたものです。
20121120.jpg

"秀よし"の大吟醸原酒 『十九代目 松右衛門』
そう簡単には手に入らないお酒だそうです。

受理されると思い込んでいた私は、論文受理の祝いに飲もうと決断。
しかし、あれから3ヶ月、落ちる、落ちる、落ちる、琴欧洲級の3連敗。
まだ、研究室の棚に保存してあります。
眼に入ると気が散るので、簡単には見えない低い場所に置いてあります。
飲みたいので、頑張るしかありません。
しかし、前途多難・・・。