09/12
クサカゲロウ
8月に撮った、私のお気に入り写真をどうぞ。
ナスの葉の下でひっそりと隠れているクサカゲロウの様子が、
ピンボケにより表現されている写真です。
ここで一句、
「夏空に 涼しげな姿の クサカゲロウ」
失礼して葉っぱをめくって撮影させてもらいました。
体長2 cm程度の綺麗な姿です。
バッタの緑色より優しい感じの白っぽい黄緑色の体、
翅には網目状の白黄緑色の線(翅脈という)があります。
そして、翅の触感はトンボとは異なり、ふわっと柔らかいのです。
そして体も非常に柔らかい。
飛び方も、ふわふわしており、お世辞にも上手とはいえません。
アリジゴクの親として有名なウスバカゲロウをご存知の方なら、
あれの小型黄緑バージョンと思ってもらって問題ありません。
とは書いたものの、
少し背丈が高い草むら等に棲息し、ウスバカゲロウよりも普通にみられる種類なので、
ウスバカゲロウを捕獲したことがある方は、クサカゲロウは捕獲したことがあるでしょう。
実はクサカゲロウの仲間は種類が多く、日本では40種類位が存在しておりますが、
私は種類を識別できません。
また、語源も説が二つあります。
この草色の体色から、草カゲロウと名付けられたという説と、
臭いカゲロウという意味で、臭カゲロウと名付けられたとする説があります。
実は、めちゃくちゃ臭いニオイを発するクサカゲロウもいるのです。
日本では4、5種類のクサカゲロウが強烈なニオイを出すそうですが、
幸か不幸か、私は出会ったことがありません。
ネットでクサカゲロウ臭を調べたところ、歯周病の人の口臭のパワーアップ版だそうです。