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メイトー
協同乳業研究所

09/03
オオカマキリの成長

オオカマキリは成長していくと、獲物も大きな昆虫を食べるようになります。
成虫のメスの個体の大物だと、体長が10 cmを超え、
アゲハチョウやトンボはお手の物、アブラゼミ位のパワフルな昆虫も獲物にすることができます。
また、スズメバチを獲物にすることもあります。
ただ、オオスズメバチのような最高レベルのハンターとの戦いになると、
どちらが先に相手を発見し攻撃体勢に入るのか(ロックオンできるか)が勝負の分かれ目になります。

さて、前回紹介した終齢幼虫位ですと、まだ、体長1~3 cm程度のバッタ類やアブ、翅を広げても3~4 cm辺りのチョウ主食としています。
そこで、頭から尾まで6~7 cmのオオシオカラトンボ(ほぼ自分と同サイズ)を与えてみました。
すぐに気が付き、ゆっくり近づくのですが、そのスピードはヒシバッタ発見時と異なり遅いです。
明らかにビビっています。
さらに、もうカマを伸ばせば届く距離に接近しても飛び掛かりません。
ビビりまくっています。
待つこと20分間、どれだけ私が蚊の攻撃を受けたことか...。
(ちなみに私は幼い頃からこんな遊びばかりしていますので、
蚊にかまれても、ほんの30分位で跡形なく消失する体質になりました。)
勇気を振り絞って、やっと飛び掛かりました。
20120903.JPG


捕まえてしまえば、後は小さかろうが、大きかろうが、ムシャムシャ食べるだけ。
私の観察経験では、次からは、同サイズの獲物なら、迷わず攻撃するようになります。
ヒトもカマキリも同じ、少し高いレベルに挑戦して成長していくのであります。
現状維持はあかんよー。

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