08/17
LKM博士ブログアーカイブズより(京大出張)

昨日、家に帰るとニュースでやっていました。
京都の「五山送り火」。

そのニュースで私が思い出すのは、真冬の大文字山登り。
新しいこのブログのファンの皆さんは知らないと思いますが、
この件をまとめたブログは非常に反響があった名作です。
殆ど面識無かった方(社外)から、
「真冬に京都で山登る話は面白かった!」
と言われたこともあります。

ということで、今日は、LKM博士ブログアーカイブズより、
以下の3連続ブログをお楽しみ下さい。

京大出張(その1)

京都出張(その2)

京都出張(その3)

奈良県出身の私としては京都ネタで不満ではありますが、
ブログの中身は京都観光ネタとは異なるので良いでしょう。
研究者の日常の一コマです。

ちなみに、奈良でも8月15日に大文字焼きがあります。
高円山で燃える「大」の文字の大きさは、
一画目が109メートル
二画目が164メートル
三画目が128メートル
と、日本最大級です。

08/16
チャバネアオカメムシ

チャバネといえばゴキブリという方は多いと思いますが、
今日は、チャバネはチャバネでもカメムシを紹介します。
その名はチャバネアオカメムシ。

昆虫の名前には色が付くことが多いですが、
こいつは名前に色が二つ付きます。
漢字で書くと、茶翅青亀虫
茶色いのか青い(緑)なのか、はっきりしろと言われそうなネーミングです。
わかり易くいうと、茶色い翅のアオカメムシという意味です。
従って、ツヤアオカメムシ(独特の艶がある)やミナミアオカメムシ(熱帯にいる)など、色々なアオカメムシが存在しています。

引っ張り過ぎましたね。これが写真です。

20120816.png


基本的にカメムシは口針を刺して、農作物にダメージを与えるので害虫扱いされますが、
こいつは、その中でも実績十分、トップクラスの害虫です。
つまり、被害が大きいのです。
主としてスギやヒノキの実をメインの食事としているようですが、成虫になると果樹園や畑に飛んできて悪さをするのです。
集合フェロモンを出すようで、集まるのが得意なようです。
余りに被害が大きいので、このフェロモンの研究も進み、化学構造までわかっています。

私のエダマメも、後半の5株がこいつらの集団攻撃を受けまして、見事な失敗に終わりました。
最盛期には100匹はいたでしょうか。
「こいつら、集合フェロモンを使いやがったな (`〆´)」
と怒りながら地面に叩き落として踏み潰すのですが、
潰しても潰しても、物凄い数で切がなく、しかも身軽に飛び回ります。
一匹でも恐ろしいカメムシが顔に向かって飛んできたら、さすがに怯みます。
挙句の果てに、その反撃悪臭で、私が倒れそうになるという恐ろしい体験でした。

08/15
おしりターボ

私が宿泊する一泊5千円~7千円のホテルでは、
客室には、小さい便所とグレードの低いウォッシュレットが付いています。
(ちなみに、5千円を下回ると、ウォッシュレットでないことが多いです。)

しかーし、フロント側やレストラン付近には、ムーブ機能やマッサージ機能が付いているなど、グレードが高いウォッシュレットがあることが多いのです。
ムーブ機能とは、肛門を、円を描くように洗浄してくれる、素晴らしい機能です。
マッサージ機能は、水勢がリズミカルに強弱し肛門を刺激する機能ですが、
今一、その素晴らしさが理解できません。

先日泊まったホテルですが、その食堂付近の高級ウォッシュレットに、初めて見た単語がありました。

『おしりターボ』

20120815.JPG


通常ある、水勢の「強」の上に、明らかに別格で存在しています。
よく見ると、「強」の下にも「おしりマルチフィット」という別の謎の単語が書いてあります。
おそらく、「殆どの人のお尻でフィットする強さですよ」という意味でしょう。
ということは、それを明らかに超越した「おしりターボ」とは如何なるものか?
試したいけど恐怖です。

でも、やるしかない。
洗浄しながら、恐々、ダイヤルを回しました。

ドゥギョギョギョギョギョーーーーッ
って感じです。

正直、自己防衛本能から肛門の力を抜くことができませんでした。
従って、ちゃんとした感想は述べられません。すいません。

08/14
マメコガネ

あまりにも普通にいる昆虫なので、
今まで写真を撮るのも面倒で紹介していませんでした。
世間はお盆期間中、軽く紹介するには良い昆虫です。
20120814.JPG


体長1 cm前後(0.8~1.5 cm)。
色々な種類の植物の葉や花を食べる昆虫です。
集団というか、数匹から5、6匹で植物を食べている姿をよく見かけます。
農作物の葉や花も食べるので、完全に害虫扱いされています。

北アメリカでは天敵がいないらしく、その害虫度合が凄いらしいです。
日本在来種でしたが、20世紀前半に移入したら一気に広がり、
めちゃくちゃ嫌われているそうです。
『ジャパニーズ・ビートル』と名付けられ、恐れられています。

「弱腰日本を感じる今日この頃、害虫やけど、なかなか力強いやんけ!」

コガネムシ系独特のメタリックな色使いは素敵です。
頭部と胸部の緑系メタリック色に対し、腹部後翅の褐色系メタリック色(銅メダル色)。
裏側は黒緑のメタリック色。
そして、後腹の縁には短い毛で白い縞模様。
胸部と腹部と左右の翅の境界の部分のおしゃれなV字模様。
いつも悩むのですが、単純に進化という言葉では理解できないデザインです。

写真の個体は、私のモロヘイヤを食べているところ。
デジカメを向けたら、突然、ウンコをしました。

08/13
2012年版 野菜作ってます21 ―完熟トマト―

トマト、ナス、ピーマンは好調です。
特にトマトは予想をはるかに超えるに豊作です。

20120813.JPGのサムネール画像

多い日は1日でこれ位採れ、合計50個目まで突破しました。
もちろん、プチトマトではありませんよ。

時々、食べ切れないものを周囲の人にプレゼントするのですが、
私のトマトは「トマトの風味が強くて美味しい!」と非常に好評です。
キュウリで美味しいと言われたことがありませんので、本当に美味しいという証拠です。

理由は簡単で、完熟させて収穫しているからです。

20120813-2.JPG

スーパーで売っているトマトの殆どは、右側位の青い状態で収穫し、倉庫で赤くします。
(青い実でも放っておくと綺麗に真っ赤になります。)
これは、農家というより、流通・販売系の意向が強く働いていると推測しています。
虫や鳥や風などで傷がつく前に収穫しておく方が、見た目は綺麗なトマトが得られます。
実際、路地栽培で完熟させると、5割位は何らかの傷が付きます。
また、運搬時も完熟ものは傷つき易く扱いにくく、硬い青いトマトの方が好ましいはずですから。
但し、倉庫での成熟は、「熟す」というより「赤くする」というだけで、
きっちり完熟させたものを経験すると、不味く感じます。

甘く、糖度を上げたフルーツトマト系が市場では流行っておりますが、
トマト臭いトマトも、今では自分で栽培しないと味わえない貴重品です。

ちなみに、左側の赤いのは、あと1日か2日間(この見極めは天候などに左右され難しい)このまま熟し収穫し、ちょっと冷やし、塩を少々振るだけ、ばっちりな味になります。

毎日丸ごと1個食べていると、
朝の洋式便所では、トマトの皮がプカプカと浮くことが多いです。

08/10
今年もハラビロカマキリ!

毎年、お馴染みですが、大好きなハラビロカマキリの幼虫の登場です。
私の記憶が正しければ、このブログには4回目の登場です。

私の梅の盆栽にいました。
20120810.JPG
遠くから見ると、梅の幹から出ている新しい枝と葉に感じる、
絶妙な擬態だと思います。
私の眼はこの程度では誤魔化されませんが...。

昨年も書きましたが、幼虫時代のこのカマキリ(日本のカマキリ)だけに特徴的な、
この腹の反り具合がなんとも愛嬌があり好きです。
ちらっとこちらを見ている顔も凛々しい。

秋に成虫になるカマキリ達は、これから幼虫時代の最終段階に入り、
最後の脱皮を迎える頃です。
こいつは、まだ3 cm位だったので、あと2回の脱皮で成虫になると思います。
無事、成虫になってもらいたいものです。

本日は紹介しませんが、実は、現在、オオカマキリを飼育中です。
出勤前に、餌用の虫採りに励む日がある、今日この頃。

08/09
2012年版 野菜作ってます20 ―キュウリ、お疲れさま―

6月からたくさんの実を提供してくれたキュウリが終焉を迎えました。

20120809-1.JPG
最後はこんなに疲れ切った姿になってしまいます。
一度植物体が弱り始めると、ウリハムシやカメムシが総攻撃をかけて来るのですが、
それを体験するたびに、自然の凄さを感じます。
今年は合計180本。
200本を目指していたのですが、無理でしたね。
7月のほぼ毎日、10本程度収穫できる時期を思い出すと、
まさに、「太く短い一生」という表現がぴったりです。
本当にお疲れ様でした。

サトイモは大きくなりました。
もう、私の胸位の高さはあります。

20120809-2 .JPG
大きな葉が出ている太い根本から10 cm程離れた位置から、小さ目の葉が出ていますが、
この下に子イモがあります。
さらに、子イモから孫イモが発生するらしいです。
初めてなので、よくわかりませんが、土寄せして水をやって、生長を見守っています。

08/08
サマー・ヴァケーション

今週に入り明らかに通勤道路も空いてきて、
ボチボチ夏休みの方が増えてきたのを感じます。
暦では来週一週間がピークでしょうか。

とはいえ、研究という仕事では、あまりお盆休みの影響を受けません。
おそらく、試薬の代理店が休みになりますので、
影響としては発注してもすぐに物が入らない程度です。
むしろ、電話対応などが減り、研究に集中できる環境になります。

しかし、大事なことを忘れていました。
これは日本だけのことでして、
欧米の研究者の多くは思いっきり長期休暇をとるようです。
つまり、論文の審査が滞るのです。

今年もその被害にあっています。
過去に投稿したことがあるイギリスのジャーナルに投稿中ですが、
経験上、極めて審査プロセスがキッチリしていると思っていました。
ところが、何故か、予定の時期を2週間以上すぎても審査結果が返って来ません。
そこで編集部にメールしました。

そしたら、すぐに、
「ごめんなさい。(私の原稿の)担当がサマー・ヴァケーションに入っており
審査が止まっております。本当に申し訳ない。
あなたの原稿は間違いなく審査ステップに入っており、
可能な限り早く審査員の返事を送る」
というものでした。

毎年引っかかる罠 です。

08/07
肉団子 材料は・・・

あやしいタイトルと思われたでしょう。
このブログのファンなら、「まさか、ウンコ系ネタではないか...」
という心配が頭をよぎったかもしれません。
いえいえ、真夏といえば虫ネタです。

肉団子の材料は蝶あるいは蛾の幼虫(イモムシ)。
料理人はコアシナガバチです。
20120807.png
(以前紹介したキボシアシナガバチとの区別がややこしいのですが、
背中の紋が黄色いので、たぶんコアシナガバチです。
キボシアシナガバチはもう少し赤褐色なはずです。)

どうですか! 見事に団子にされているでしょう。
見方によれば、和菓子にも見えます。
これ巣に持ち帰る直前です。幼虫の餌にします。

調理法(いたってシンプル)
①イモムシ(たぶん種類は問わない)(※1)を発見次第、馬乗りになり噛み殺す(※2)。
②柔らかい肉の部分を前足で抱え回しながら牙で噛み砕く
(ミンチ肉を作るというより、包丁で魚のなめろうを作るイメージで)
③頭部など硬い部分は団子には入れない(※3)
④途中、イモムシから溢れ出る肉汁は無駄にせず口で吸いこむ(※4)。
⑤適度な大きさの団子(抱えて飛べる重さ)にして、盛り付けないで巣に持ち帰る。

※1 毛深いタイプは好みませんが、自分の体より大きくても構わない。
※2 私のこれまでの観察結果では毒針は使いません。
※3 ②の作業中に切り落とすことも多いです。
あまりイモムシを観察したことない方はわからないと思いますが、
ぶにょぶにょした軟らかそうに思える肉体でも頭部は堅いです。
葉を喰いちぎる牙がありますから。
※4 これも巣に帰って胃から吐き戻して幼虫に与えます。
成虫はハンティングした獲物ではなく、
巣の幼虫が出す糖分を食べて生きていると言われています。

つなぎもなく粘性のある綺麗な団子になるので、
唾液等を配合している可能性はありますが、わかりません。

08/06
知床半島 ―海編―

やっぱり、知床まで来たら、シャチやらクジラやらを生で見たくなるわけです。
前日は海が時化ていて無理だったので、半分諦めていました。
ですが、次の日は船が出るというので、その日は帰らなければいけない日のですが、
午前中ホエールウォッチングに挑戦してみました。

これらが沿岸に出現するエリアは羅臼町、知床半島の東海岸です。
つまり昨日のウトロから知床半島を横断します。
といいましても夏季は横断道路がありまして、40~50分間で移動できます。

さて、クルーザーに乗ってみると、めちゃくちゃ寒いです。
「夏なのに...」という次元ではありません。手がかじかんできます。
しばらくすると、外洋特有の水鳥達が色々見つかります。
陸上では見られない貴重な鳥らしいのですが、私にはさっぱりわかりません。
例えば、ウミツバメとか...。
バードウォッチングをする人なら非常に興奮するらしいです。

アホウドリの若鳥もいました!
2012080601.JPG

実は、私、アホウドリだけは興味を持っており、本も読んでおりまして知識豊富。
野生の本物が見られて感動しました。
写真ではわかり難いですが、アホウドリは巨大で翼を広げると2 mを軽く超え、
3 mを超えるものもいるのです。
繁殖以外はずっと外洋で過ごしています。
逃げないで、こんな近くで見られることは滅多にないそうです。

外洋の巨大な鳥たちは、水面上を羽ばたきながら走り、揚力を得ないと飛び上れません。
2012080602.JPG

こんな感じで勢いをつけますが、なかなか飛べません。

2012080603.JPG

助走は10秒弱でしょうか。ピンボケですいません。

2012080604.JPG


やっと体が浮きました。
ちなみに一度、飛翔するとグライダーのように、羽ばたかずにいつまでも飛んでいられると本で読みました。

「なんで、ホエールウォッチングをして、アホウドリを熱く語ってるねん」
と言われそうですが、仕方ないのです。
実は...、その日は姿を見せてくれなかったのです、クジラ達。
前日の午後は、シャチまで登場してくれたらしいですが... |||(-_-;)|||

私はかなり運が良い方なのに、おかしいです。
おそらく、私の運の良さ以上に、運が悪い人がクルーザーに同乗していた30名程の中にいたのでしょう。
あるいは、この日の朝食前、大量のウンを出してしまった記憶があります。
運を出しきって、残っていなかったのかもしれません。

           
1 2 3