06/07
電車もマニアックです【助手Aブログ】

博士研修中につき、ピンチヒッター


とある仕事で弊社新群馬工場へ出張に行ってきました。
新群馬工場へは車を使い高速で行けば1時間足らずなのですが、
電車(正確には電車と気動車)に揺られて3時間の道程。
決して鉄道好きだからこのルートを選んだわけでなく、
なるべく公共交通機関を使うようにという会社の指針に従っただけです。はい。

それでは、どのようなルートか説明していきます。
家の最寄り駅の秋川駅から拝島駅までは武蔵五日市線のE233系に乗車。
八高線の電化区間である拝島から高麗川までは209系に、
高麗川から高崎までの非電化区間はキハ110系に乗車。
書き出しで正確には電車と気動車と書きましたが、このキハ110系が気動車です。
電気で走るのでは無くディーゼルエンジンを動力源としており、
鉄のタイヤで軌道の上を走るバスとイメージしてもらえれば分かりやすいかと。
ディーゼルなので音がうるさく不快に感じる方も多いかと思いますが、
エンジンを吹かし加速する力行と惰性走行が分かりやすく、
鉄道好きには楽しい音でした。

乗車時間が1時間半もあったので寝ようと思っていたのですが、
森林に川や湿地、田園風景と思いのほか景色も楽しくディーゼル音を聞きながら、
どんなカエルや魚がいるか思いを馳せているうちに高崎に着いてしまいました。
途中でキジを見かけるほどの長閑な風景で癒されました。

そして、高崎から伊勢崎までは両毛線で国鉄時代の絶滅危惧種115系湘南色に乗車。
115系は予期していなかったのでうれしい出会い、思わず写真を撮ってしまいました。
20120607.JPG

ずいぶん姿を見なくなりましたが、こんなところで生き残っていたんですね。
実家が静岡なので、115系と兄弟の113系は思い出深く、
この色と形は郷愁にかられます。
気動車にも115系にも乗ってのどかな風景を眺めながらの、
なかなかいい旅、失礼いい出張でした。

帰りは同じ仕事で前日入りしていた先輩とプリウスで帰社。
静かで、快適、あっという間の1時間でした。