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メイトー
協同乳業研究所

04/20
ヒシバッタ黒紋型

以前にも紹介した背中が菱形のヒシバッタの話です。
参照:ヒシバッタ
1月のブログの個体は、開けた畑、
つまり比較的地表が乾燥している土地で見つけたのですが、
背中に模様がない無紋型でした。

しかし、このような草原ではどうかと探してみました。
201204201.JPG発見! わかりますかね?中央です。
背中に黒い模様がありますねー。
201204202.JPG
黒紋型といいます。
黒紋型にも色々な形があるのですが、
これは外側に黒い筋が出るタイプですね。

さて、これは遺伝的なものか、環境によるものか?
私は周囲の視覚的環境に依存する(つまり保護色として変化する)と思っていたのですが、
色々な説があるようです。
面白い論文が公開されていました。

鶴井香織、西田隆義.ハラヒシバッタ(バッタ目ヒシバッタ科)における黒紋型頻度の緯度クライン.大阪市立自然史博物館業績第420号 2010年.

京大農学部の先生方のレポートです。
この先生方は体温調節説に注目し、採集地の緯度で黒紋型の頻度を比較しています。
それにしても、マニアックで楽しそうな研究ですな。
その結果、オスでは高緯度地方ほど黒紋型頻度が高くなることがわかったそうです。
但し、北海道では例外的に、黒紋頻度が低いようです。
メスは殆どが黒紋型だったようです。
詳しく知りたい方は自由にリンクできますので、
こちらから→http://www.musnh.city.osaka.jp/publication/bulletin/bulletin/64/64-003.pdf#search='ヒシバッタ'

ちなみに、花見もせずに、地面ばかり見てヒシバッタを探していると、
「何か落としたのですか?」
と結構声をかけられることを学びました。

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