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メイトー
協同乳業研究所

04/25
笑わないサイエンティスト

金曜日は大阪でのアジレント社主催のメタボロミクスセミナーで講演してきました。
慶応大学の曽我先生、大阪大学の福崎先生が学術的に、
伊藤園の岡野谷さんと私がそれを使って行った応用研究成果を話しました。

どこでどう主催者側に伝わっているのかわかりませんが、会場に着いて挨拶するなり、
「面白い話を期待していますね!」
と言われ、確認を頼まれた司会者が読む演者紹介文章の内容が既にくだけているではないですか (゚_゚)
「面白いって、そっち(ウンコ)系ってこと????」

「良いのだろうか・・・? 世界的に著名な先生方の間で話すので、一応、真面目に話す予定なのだが・・・」

くだけた話をするのも真面目に話すのも同じスライドで話し方を変えるだけです。
要するに、くだけた話をするのは、研究成果に直接関係ないが、実施するにあたり起こったウンコ的なエピソードを喋りまくるということです。
迷いましたが、主催者がそう望んでいるので"中の上"レベル(工場見学やスーパーでの講演時の7割位)で臨みました。

ですが、反応がいまいち。
後半になるにつれ、皆さん慣れてきたようで、ある程度予定通りの反応でしたが、前半はつらかったです。当たり前ですが、聴衆は工場見学者とは人種が違います。

終わってから関係者と色々分析すると(何しろ、アジレント社は世界トップクラスの分析機器メーカーですから何でも分析する??)、
"こういう場では、サイエンティストは笑わない"という結論になりました。
深く分析すると、笑ったら失礼という意識が強く、その気持ちが自分だけ笑うわけにはいかないと強固に笑いを押し消すように努める。でも、笑い声は起きないないけど、顔は皆笑っているということです。
更に1点、重要な考察があり、
「心構えができていない状態でガンガン来たので、皆、戸惑っていたに違いない。」
というものです。
もう少しやんわりと心を掴みながら進めれば良いのかもしれません。

心配で福崎先生にも聞くと、
「めっちゃ面白い。正式に依頼するので10月のシンポジウムで話して。」
と学会での講演を依頼されました。

まさかウンコネタが面白いので学会で話せと言われる事はないでしょうから、研究内容が面白いということだと信じています。 

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