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メイトー
協同乳業研究所

08/09
初ミンミン

ここ東京都西多摩郡日の出町にある協同乳業㈱東京工場・研究所の敷地内では毎年たくさんのセミが羽化します。
今年もその時がやってきました。
梅雨が明けてから、毎朝抜け殻を観察しておりましたが、
7月末までは、暑いのにもかかわらず数が少なく心配しておりました。
が、8月に入り一転、一斉に羽化を始めました。
ピーク時には、電灯で明るい一角だけでも同時に10匹位見つかりますので、
おそらく敷地内では、一晩に数百匹が羽化していると推測されます。

私は休みの日の夕刻、公園で地上に這い出てきた幼虫を捕まえて、家で羽化させる趣味を持っておりますので、そんなに珍しいことではありません。
私にとっては夏の風物詩というような行為で、皆さんが浴衣を着て花火を見るのと同じ感覚ですね。
カーテンにくっつけて羽化させようする時もありますので、家族は少し困惑気味ですが、毎年のことなのでもう慣れたと思います。

しかしです、こんな私でも実はミンミンゼミの羽化は見たことがなかったのです。
生まれ育った奈良県にはミンミンゼミは殆ど生息しておりませんので(昆虫少年だった私が18年間で1回しか鳴き声を聞いたことがなかった)、図鑑の中の虫。
初めて身近に感じたのは就職して関東に来てからです。
図鑑の印象より緑の模様が美しいではないですか!
運の問題もあったのでしょうが、これまで公園で何匹幼虫を捕まえてきても全てアブラゼミでした。

ところがです、8月3日、ついに構内でミンミンゼミの羽化を目撃したのです。
興奮しました。
時間と共に、翅がどんどん透明になっていくではありませんか。
時間と共に、どんどん茶色くなっていくアブラゼミとは大違い。
「うつくし~!」 感動です。

ということで、もう一度自宅でじっくり見たいので、
羽化前に這い出てきた幼虫でミンミンゼミとアブラゼミの区別ができれば良いと考え、
現在、抜け殻を集めて識別法の研究中です。

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