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LKM512
メイトー
協同乳業研究所

01/08
糞便の量と攻撃力

ブログ150回記念 スペシャルゲスト企画 
京都のシン君登場!

はじめまして、LKM博士と共同研究をしておりますシンです。

LKM博士と実施している研究では、糞便を扱っていますが、
糞便はその量で攻撃力が全然異なることをお話しようと思います。

糞便中のDNAを扱うときは、数十mg(1gの100分の1くらい)で、
これはとても可愛い分量です。
あまり怖くありません。実験台の上でも何があるかわかりません。

糞便中のポリアミンを扱うときは、数百mg(1gの10分の1くらい)で、これは結構においます。
間違って飛び散ったりしたらとても悲しい気持ちになります。
実験台の上ではかなりの存在感があります。

糞便中で菌を培養する場合は、数十g以上を扱うことになりますが、
これは大変な攻撃力です。
瘴気を漂わせています。
すこし心が傷つきます。

以前の私のオートクレーブ事件(8月24日ブログ参照)では、
100gくらいのうんこ(一本分くらい)をオートクレーブしました。
大量のうんこがオートクレーブされ、熱エネルギーをまとったため、
研究棟のフロアー全体に広がる大惨事になりました。
量の問題はよく軽視されますが、糞便を扱っていると定量の重要性が
身にしみてわかります。

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