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協同乳業研究所

10/22
即身仏

皆様、即身仏ってご存知ですか?

説明が正しいか若干不安ではありますが、
民衆の苦しみを救おうと、僧侶が厳しい修行の末、
自らの肉体を生きながら仏(ミイラ)として残したものです。
現存する即身仏は、国内に16体程あるようですが、
その内、約半数が山形県、それも庄内地方にあるそうです。
せっかく、訪鶴しましたので打ち合わせ後に会いに行きました。

向った先は、鶴岡市内の南岳寺です。
ここには鉄竜海上人が祀られています。
訪問すると、住職さんが詳細に説明して下さりました。

説明を聞いて驚いたのは、
自らミイラ化するために厳しい修行をされていたということです。
それも極寒の出羽の山の中でです。
つまり、ミイラ化の大敵である腐敗の原因となる
体内の水分や脂肪を極限まで落とすために、
五穀・十穀断ち(タンパク質や脂質を極力摂取しない)の
1千日間の木食行(木の実や草の根しか食べない)をされたようです。
植物の細胞壁の主成分であるセルロースは、
ヒトの消化酵素はもちろん、腸内細菌ですら殆ど分解できません。
いわゆる不溶性の食物繊維です。
そのため、食べたものの大部分が分解・吸収されずに排泄されていたことになります。
この修行で、ほぼミイラと同じ体型になるそうです。
(この段落は科学的観点から記述しているので、ミイラと表現しました)

この話を聞くまで、エジプトのファラオなどと同様に、
高名な僧侶が、死後に弟子達による防腐処理により残されていると思っていた私は、
強いショックを受けました。
木食行の後は地中に入り、節を抜いた竹筒で空気穴だけ開けて、
鉦を打ち、お経を読みながら成仏されたそうです。
鉦の音の停止が、成仏された合図だったとか・・・。

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